子宮頸がん検診後の精密検査「コルポ診」と「組織診」を受けた話。

子宮頸がん検診の結果で「より詳しい検査が必要」と言われ受けたのがコルポ診と組織診。

子宮頸がん検診よりも、少し時間がかかったり、痛みがあったりしました。

これから受ける方の参考になればと、その時のことを経験談として書いてみました。

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子宮頸がん検査後の精密検査「コルポ診・組織診」とは?

20歳以上の女性は、2年に1回を目安に子宮頸がん検診を受けるのを推奨されています。

(参考文献:https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/cervix_uteri.html

一般的な子宮頸がん検診は、細胞診といって子宮頸部の細胞をこすりとって行います。

内診なので、人によっては多少違和感はあるものの痛みは感じないことがほとんどです。

その子宮頸がん検診後、異常が見られる場合はさらに精密な検査が必要となり、その時に行われるのが「コルポ診・組織診」という検査になります。

(※あくまでも個人の体験談になります。医師の判断や状況によって個人で異なることがあるのでご理解ください)

コルポ診

コルポスコープ検診とも言われ、コルポスコープという拡大鏡で、腟と子宮頸部の粘膜表面を拡大して細かい部分を観察し、異常な部分を調べる精密検査。

組織診

細胞診で異常があった場合にがんの確定診断として行う検査。

異形成の部分(腟や子宮頸部でがんが疑われる部分)を狙って、小さな組織片を切り取り、病理医が顕微鏡で観察してがんの兆候がないかを調べ、診断します。

一般的にこの2つの検査は同時に行われることが多いです。

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コルポ診・組織診の流れや痛みについて

まずは、基本的な情報をまとめてみました。

検査時間 20〜30分
検査前の注意 特に無し
検査後の注意 当日はシャワーのみ

1週間ほど出血あり。

痛み(検査中) 組織診の時に少し痛みを感じる
痛み(検査後) 全く無し
費用 約6〜7000円

(保険診療3割負担の場合)

コルポ診・組織診、この2つの検査は、麻酔無しで行われました。

コルポ診は痛くない

内診台に上がり、まず検査器具が挿入され子宮頚部に酢酸が塗布されます。
(人によって、しみるような痛みが少〜しだけあるそうですが私は大丈夫でした。)
ここで2〜3分放置。
痛みはないけど、検査器具が入ったままなので違和感を感じてすごく長く感じました。
その後、コルポスコープという拡大鏡で細かい部分を観察して異常な部分を調べます。

ここまでの所用時間は、約10分くらい。
痛みはほとんど感じず、内診が特別苦手な人でなければ平気だと思います。

組織診は少し痛い

コルポ診が終われば、次は組織診。
この組織診は、ちょっと痛みを感じる検査でした。

パンチ生検器具を使って2〜4箇所の組織片を切り取っていきます。
先生からの説明によると、「切り取る時に「パチン」って音と同時に少し痛みを感じます。」とのこと。

補足
どんな器具を使っているか分からなかったので調べてみると、画像を発見。
気になる方は、こちらを参考にしてみてください。
http://www2.plala.or.jp/oniwa-kokko/saibousin/kensin-nagare.html

ただ、切り取るといっても、大きさはほんの少し。
なので、そこまでビビらなくても大丈夫。
(私は、ビビりまくってましたけど・・笑)

で、実際の組織診はというと。
「今から少し痛みますよ〜、はい!いきます。」と先生の声でスタート。

私は3箇所を切り取りました。

1箇所目、2箇所目「痛いといえば、痛いけどほんの一瞬。大丈夫だ。」

ラストの3箇所目、「痛ったああああい!」

こんな感じでした(笑)
採取する箇所によって痛みが違うのか?
最後の3箇所目の部分だけ、すごく痛かったです。

終わってからはズキズキ痛むことはなかったです。

最後に、切り取っていた部分の出血を止めるために止血剤。
ガーゼをギュギュッと詰め込まれ検査終了。

※検査の日は、ナプキンを持参しておきましょう。

コルポ診・細胞診の検査後について

検査当日は、シャワーのみで湯船に浸からないこと
またシャワーをする前に、止血のために入れているガーゼを取ってくださいと言われました。
出血は、1週間ほどは続くと言われていましたが私の場合は4日で止まりました。
出血量は、生理の時と同じような感じで徐々に減っていきます。
ここで、全く出血量が減らない場合や1週間以上続く場合はすぐに医師に相談が必要です。

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子宮頸がんの精密検査 まとめ

こんな感じで、ちょっと痛いけど耐えれる程度のコルポ診と組織診。
できれば避けたいものだけど、がん予防・早期発見・処置のためには大切なこと。
これから受ける方の参考にしていただければと思います。

※この記事に書いてある内容は、すべて個人の体験に基づいて書いてあるものとして捉えください。